子どもが見ている景色
ハスの花が咲き始めると、思い出すことがあります。
娘が小学校1年生の時、「学校に行きたくない」と言う日がよくありました。
それでも登校できていたのは、「お姉ちゃんが児童玄関で待っていてくれるから行く。」と、お世話をしてくれる6年生のお姉さんがとてもかわいがってくださったからでした。
大好きなお姉さんのお陰で、行きたくないと言わなくなった頃…お姉さんは卒業されました。
そしてある日、2年生になった娘が「お母さん、ハスの花がきれいだよ。大きな花がたくさん咲いているんだよ。」と教えてくれました。
娘の通学路には、ハスの花が咲く場所がありました。
1年生の時から毎日見ているはずの風景なのに、2年生になってから気が付いたのです。
「たくさん咲いているハスの花に気付くことなく、毎日一心不乱に登下校していたのか…。」と、切なくなると同時に、
ハスの花を愛でたり、お友達と一緒に登下校したりと、少しずつ余裕ができている姿に、「日々成長しているんだな。」と、心強くも感じました。
今ではすっかり成長した娘に対して、言いたいことはたくさんたくさんありますが(笑)、彼女なりに忙しい日々を過ごしているのでしょう…。
ハスの花が一面に咲く風景を思い浮かべながら、言いたいことをぐっと我慢する毎日です。
皆さんのお子さまは、どんな景色を見ていますか?
その景色に心を寄せてみてください。
お子さまの成長が見えてくるかもしれません(o^―^o)