おひさまの栄養 食育編① 切り干し大根を作ろう

まだまだ暑い日が続いていますね。残暑の日差しはちょっと大変だけれど、その強い光を暮らしの味方にして、生活に取り入れてみませんか?
 大根を細く切って天日干しするだけで、昔ながらの保存食「切り干し大根」ができあがります。おひさまの力で水分が抜けていく様子は、まるで小さな科学実験、食物繊維や鉄分、カルシウムといった栄養価がグンと増えるのも不思議な自然からのプレゼント!親子で「今日はどんなふうに変わったかな?」と観察しながら過ごせば、暑さの中にも楽しい発見が見つかります。

作り方はとてもシンプル!

  1. 大根を洗って皮をむく ピーラーを使えば子どももお手伝いしやすいです。
  2. 細く切る 包丁初心者の子も太めの切り口でも干せばみるみるうちに細くなってしまうので問題なしです!小さい子はちぎったり並べたりして参加できます。
  3. ザルやネットに広げて天日干し
  4. 残暑の強い日差しで、3〜5日ほどでしんなり乾いてきます。
  5. カラカラに乾いたら保存

  瓶や保存袋に入れて冷暗所に置けば、半年以上楽しめます。

夏の暑さを味方にする楽しみ方

干している間に大根の香りがふわっと漂うのも季節の思い出に。


「今日はどれくらい小さくなった?」と毎日観察して、子どもの自由研究にも。図鑑で大根について調べてみても探求心が膨らみますね!


出来上がった切り干し大根は、煮物やお味噌汁に入れると甘みが増して格別のおいしさ!味噌玉を作ったり、人参を混ぜて干しておくと煮物キットとして困ったときに役立ちます!


暑さにちょっとぐったりしてしまうこの季節。けれど、その日差しをうまく使えば、親子で楽しい食育体験に変えられます。切り干し大根は、残暑の思い出づくりにも、冬のごはん支度にも役立つ一石二鳥の知恵。ぜひ夏の太陽を味方に、親子で挑戦してみてくださいね。