アレルギーと離乳食(2)

アレルギーと離乳食(2)

前回に引き続き、食物アレルギーのお話です。
今回は原因となりやすい食材についてです。

スーパーなどで食品を買った際に、原材料の近くにアレルギー用の表示かあるのを見たことがあると思います。
あれば、近年アレルギー物質を含む食品に起因する健康危害が多くみられたことから、
食品衛生法により、現在表示の義務・推奨がなされています。

発症数や重篤度から勘案して
表示が義務付けられている「特定原材料」と
通知により表示が推奨されている「特定食材に準ずるもの」があります。

特定原材料(7品目)
・卵
・小麦
・えび
・かに
・そば
・落花生
・乳

 

特定原材料に準ずるもの(20品目)

・あわび
・いか
・いくら
・オレンジ
・カシューナッツ
・キウイフルーツ
・牛肉
・くるみ
・ごま
・さけ
・さば
・大豆
・鶏肉
・バナナ
・豚肉
・まつたけ
・もも
・やまいも
・りんご
・ゼラチン

 

※これらの品目は、今後も見直しが行われます。

上記の食材以外でもアレルギー反応を起こす可能性はありますが、
これらは特に発生数が多く、重篤な状態になりやすい食材です。
子どもたちに食べさせる際には十分に気を付けましょう。

また、パパやママに何らかのアレルギーがある場合は、子どもにも遺伝している可能性があるので注意しましょう。

次回は、子どもに初めての食材を与えるときの注意点についてお話します。