通学路
休校中だった小学校もやっと再開し、学校生活を楽しみにしていた新1年生はワクワクしながら登校されているのではないでしょうか。
しかしながら、今まで幼稚園や保育園での散歩は先生と共にして、家では保護者と共に外出するという習慣だった新一年生が、小学校入学と同時に子ども達だけで通学しなければならなくなり、保護者の皆様はさぞかしご心配のことと思います。
我家の子ども達が小学校に入学した時も、下校時間が近付くと心配で家の外で待っていたこともありました。
ある大雨の日、下校時刻には雨は止んでいましたが、当時住んでいた通学路には用水路があり、心配になったので通学路に沿って学校方面へ歩いて向かいました。
途中、ランドセルに黄色いカバーをしている新1年生達が、雨で水かさが増し流れの速くなっている用水路のそばでかたまって何かをしていました。危ない事を告げに近付くとその中に二女が…。やっぱり…。
「どうしてあなたは危険なことを好んでするの!」と叱ろうと思った矢先、そこに居た子ども達が口々に何やら叫び始めました。
「大変!○○ちゃん(二女の名前)の教科書が流れるー!」
「ん?」
なんと!
確かに、教科書がどんどん流されていっているではありませんか。その教科書を、一緒に帰っている友達それぞれが木の枝を手に一生懸命取ってくれようとしていたのでした。
今考えても、心臓がぎゅっとなるくらい危険なことで、そこに居る子ども達に何事もなくて本当に良かったと何度も胸を撫でおろしている私です。
お子様の通学路も天気によって危険個所が変わる場合もありますので、親子でチェックしながら何度か一緒に歩かれることをお勧めします。お子様がどんな場所でどんな行動をされるのかも確認できると思います。
ちなみに、どうして教科書が流れたのかというと、倒れた傘を拾おうとかがんだ瞬間、ランドセルが開いて教科書が用水路に落ちたそうです。
1冊目は無料の教科書ですが、2冊目からは実費となりますのでご注意を。