乳幼児健診
私の長女は、産まれた時の体重が3500gでした。出産後、病院の乳児室で眠っている姿を見ると、名前を確認しなくても我が子だと分かるくらい周りのお子さんよりも一回り大きく生まれました。ところが、成長するに従って体重が平均値内にギリギリ入る所まで下がっていき、小柄な赤ちゃんになっていきました。
長女は、よく食べ、よく笑い、おだやかな手のかからない子どもでしたが、乳幼児健診では体重が平均に満たないということでいつも“要・栄養相談”になっていました。保健師さんに「がんばらないとー!」とまるで母親の私がさぼっているかの様に言われたこともあり、健診がイヤでイヤで仕方ありませんでした。
幸い、私は保育士として0歳、1歳児を担任していたこともあり、出産経験はないものの、知識と保育の経験があったので自分自身では「何の心配もしていない」と“育児・栄養相談”は受けませんでした。しかし、初めての子育てを不安に思いながら悪戦苦闘がんばっていらっしゃるお母様には不安が増してしまう要因かもしれません。
不安から育児書を手にされることもあるかと思いますが、子どもの成長段階には個人差があるのですべてのお子様が育児書に書かれている通りに成長するわけではありません。参考程度に目を通すことは良いことですが、あまり気にし過ぎますと目の前のかわいいお子様本来の姿が目に入らない状態になりますし何よりお母様の心が健康でなくなります。
お子様の健やかな成長も大切ですがお母様の心身の健康も同じくらい大切です!
お母様から見て普段と違う“違和感”を感じられたら専門医に受診されることをおすすめしますが、他のお子様と比べての違いはその子の個性としておおらかに見守っていただいて大丈夫です。
長女は成人した今も小柄で細身ですが、高校時代、学校までの10㎞の道のりを暑い日も寒い日も毎日自転車で通い続け、なんと3年間の皆勤賞をいただきました。大きな病気も無く今でも元気に自転車通勤しています。