4歳児~あなたの名前は?~
先日、4歳児の生活を追った番組が放送されていました。
幼い子ども同士が、【名前】を使って人間関係を築いていく様子に、驚きと感動を覚えましたので、ご紹介したいと思います。
4歳児が男女5人ずつ、計10人集められ、5日間園生活を送ります。
10人の子どもたちは、全員「はじめまして」の状態です。
登園初日、全員集まって挨拶を済ませると、園庭に設置してある遊具や三輪車で遊ぶことになりました。
早速玩具の取り合いが発生し、「貸して!貸して!」の声が飛び交います。
そんな中、ある子どもが、自転車に乗っている子どもに向かって「お名前は?」と尋ねました。
尋ねられた子どもは、「〇〇だよ」と答えました。
すると、名前を聞いた子どもが、「〇〇ちゃんね!〇〇ちゃん、次代わってくれる?」とお願いをしました。
名前を呼ばれてお願いをされた子どもは、「いいよ♪」と笑顔で代わってあげました。
それから2人は交代しながら遊びを続けていき、「お名前教えて♪」の輪がどんどん広がりました。
そして、名前で呼び合うようになった子ども達は、順番に玩具で遊ぶことが出来ました。
初めは、この後どうなるのかな?と心配になるような場面でしたが、【名前】というキーワードによって、その場の雰囲気が一変しました。
名前を呼んで会話をしたことにより、呼ばれた方も呼んだ方も互いを思いやる心が生まれたのです。
このようなことが出来る【人間】という生き物って素敵ですね。