「ま、いっか」

毎日、子育てに奮闘していらっしゃるお母様、本当にお疲れ様です。

幼いお子様連れの親子の姿を見かけると、遠い昔ですが、自分の子育て時代を思い出します。

苦し過ぎた出産。あまりの痛みに耐えかねて、「もういやだ!」と何度も叫び、看護師さんに「今からお母さんになる人がそんなことを言わないの!」と怒られたのを覚えています。

我が子を抱っこできることは喜びでしたが、産後の母子同室では、出産の疲れも癒えないうちに赤ちゃんのお世話と授乳があり、これが私にとっては結構な苦痛でした。

とにかくゆっくり体の痛みを治したかったので、看護師さんにお願いして赤ちゃんを新生児室で預かっていただきました。

家に戻っても、授乳疲れか抱き上げることがきつくて、子どもが泣き止まなくてもそのまま寝かせていた日もありました。

そんな授乳期が過ぎ、子ども達は無事成長しましたが、2~3歳の頃は外遊びが大好きで四六時中外に出たがって困る時期がありました。夕方になって「公園に行きたい!」と駄々をこね、仕方なく一緒に外へ…。夕飯の準備ができないけど、「ま、いっか」とスーパーのお惣菜に頼ったこともありました。

子どもには「今日だけよ!」と約束しますが、何度か「ま、いっかの緩め子育て」があったことは否めません。

私の場合、「ま、いっか」は頻繁に訪れましたが、皆さんもたまには「○○しなければ!」を少し緩めて、「ま、いっか」の心持ちでお子様と過ごしてみませんか。周囲の人に頼って甘えてみませんか。

心に溜まったものが少し軽くなるかもしれません。

365日、24時間“お母さん”でいなければならない子育て。だからこそ、お母様方には笑顔で子育てをしていただきたいのです。