
いいとこみつけ
保育園で働いていた頃、誕生日のお友だちに向けて、卒園の活動として、友だち同士の『いいとこみつけ』をしていました。子どもたちは、この活動が大好きで、自分の番になるのが待ち遠しくてソワソワしながら待っていたり、自分の番になると、みんなに順番に褒められて、心がくすぐったい様子を、それぞれが全身で表現している姿が何とも言えず可愛くて、私自身もこの活動が大好きでした。
活動の中で特に印象的だったのは、子どもならではの観察力や視点です。大人では気づかないような小さなやさしさや個性をちゃんと知っていて、当たり前のように伝える姿に、私たち保育者も驚かされました。
たとえば「絵をかいたときに色をいっぱいつかっててすごい」や「転んだときに『だいじょうぶ?』っていつもすぐに気づいて声をかけてくれる」など、友だちの行動や表現をよく見ているのです。
この活動を通して、子どもたちは 友だちのよさを見つける力、自分も認められる喜び を体験しています。小さいからこそ素直な心で、喧嘩しながらもお互いを認め合うことができ、なんだかんだと受け入れ合いながら、過ごしていける安心感はとても心地いいのではないかと思います。
ご家庭でもできる「いいとこみつけ」
園での活動は、おうちでも簡単に取り入れることができます。親子や兄弟姉妹で、気軽に「いいところ探し」をしてみましょう。
💡おすすめの方法
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親子で言い合いっこ
1日の中で「うれしかったこと」や「すてきだなと思ったこと」を伝え合う。
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家族みんなで発表
夕食後に「今日は〇〇ちゃんのここがすてきだった!」と順番に言ってみる。
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カードやノートに残す
書きとめておくと、後から見返したときに子どもが自分の成長を感じられます。
まとめ
この間、買い物をしていた時、拗ねている我が子に、そんな風に思い切り怒ることができる○○ちゃんがとてもかわいくて大好きだよ!と言っているママを見かけました(^^♪
せっかくなので、親バカ全開で、何をしていてもありのまま全部愛おしくて、大好きだよ!と伝えられたら、幸福感も爆発しそうですよね!
「いいとこみつけ」は、子どもたちの 観察力や思いやりの心を育て、自己肯定感を高める活動です。是非おうちでもゲーム感覚で楽しんでみてください。子どもたちの素直な言葉に、大人もきっと温かい気持ちになれるはずです。