食べ物の好き嫌い

お子様が成長なさるにつれ、大人と同じメニューを食べられるようになりますが、中にはお子様の好き嫌いに悩まれているご家庭もあるかと思います。

我が家も下の子の好き嫌いが激しく、今でも生野菜が苦手です。 

どの程度の好き嫌いがあったかと申しますと、幼稚園入園後、初めて給食を食べた日のお迎えのときに、担任の先生から

「今日はご飯しか食べていません。お腹が空いていると思いますので、帰ってから何か食べさせてあげてください。」

と言われました。

何かしら一種類くらいのおかずは口にできるかなと思っていましたが、まさかのご飯だけ…衝撃でした。

4歳まで元気に育っているし、そのうち食べるようになるだろうと思ってはいたものの、ご飯だけしか食べてこないという事実を目にすると、不安はよぎるものです。

しかし、この時焦ることなく対応できたのは、通っていた園の、慣れるまでは無理をしないという方針があったからだと思います。

週に3回の給食のとき、白ご飯しか食べなかった娘は、食べられるおかずだけ食べて、食べられないおかずは残してくることに負い目を感じることなく過ごすことができました。

それから月日が流れ、幼稚園の給食を完食できるようになり、今では小学校の給食をおかわりするまでになりました。

「大きくならないよ!」なんて言いましても、幼い子どもに通用しませんし、相手は嫌なものは嫌!食べないったら食べない!という強い意志を持っています。 

そんな子どもも、成長するにつれ、「食べなきゃお腹が空く」とか、「初めて食べたけど、意外と食べれた」ということを冷静に感じるようになります。

思い返しますと、口にしてみる…という行動を、自分の意思で行うようになったことが偏食を減らすきっかけになったのかなと思います。 

これも、子どものタイミングですね。