痛いの痛いの飛んで行け

先日、我が家の二女が、会話の中で「私ね、小さい頃、お腹が痛い時に母さんにさすってもらっていて本当に治っていたから保育園でも子ども達に実践している」。と話してくれました。(二女は、現在保育園で1歳児クラスを担任しています)

そういえば、娘達が幼い頃、「お腹が痛い」と泣いている時、円を描く様にお腹をなでていたことを思い出しました。

その時は、おまじない感覚で、気が紛れて泣き止めばいいくらいの軽い気持ちでさすっていたのですが、実際痛みが治まっていたというのは初耳でした。

 

調べてみますと、“手”には不思議な力がある様で、夫婦間の手をつなぐ行為は幸せホルモンであるオキシトシンが多く分泌され、相手への信頼度アップに繋がるとされています。

皆さんも身に覚えがあると思いますが、痛みや不快を感じる所へ自然と自分の手を当ててさすっている行為、これは人に備わっている本能的なもので、少しでも痛みや不快感をなくそうとする行為だそうです。

また、小さなお子様がちょっとした痛みで泣いている時、「痛いの痛いのとんで行け~」とさすれば不思議と泣き止んだりします。

小さなお子様は、転んだ時などびっくりして大泣きすることが多く、さすってもらっている間に落ち着くということもあるかもしれませんが、さすられている手から優しさと安心感が伝わるのでしょうね。

お子様にとって痛みや不快感が生じた時、お母様の手ほど安心感を得られるものはありません。

 

痛い時に限らず、お子様とお母様とのスキンシップはとても大切です。

愛情を持って母親にたくさん触れられたお子さんは、自立も早く、ストレスに対する耐性も強いと言われています。成長後の人間関係を築いていくことに役立っていることも分かっています。

痛みの時だけでなく、色々な場面でお子様とのスキンシップを楽しんでみてくださいね。