手が出る時は…

幼稚園や保育園の入園に備え、体験入園などが行われる時期になりました。

お子様と離れて過ごすということに、「家の子大丈夫かしら…」と心配になりますよね。

 

そんな心配をしている矢先、

「お友達を叩いてしまいました。」

というような連絡が入ると、これからの園生活が不安でたまらなくなるものです…。

 

さて、子どもが手を出すという行為は、決して珍しいことではありません。

言葉で上手に伝えることができないお子様にとって、自分の気持ちを表す手段のひとつとして手を出す…ということがあるからです。

 

よくある事例は、玩具の取り合いをして手が出たということです。

私の姪の話になりますが、入園早々に頬を噛まれて帰宅しました。

噛んだお子さんは、お喋り上手だった姪に対し、お喋りで応戦できなかったのだろうね…と、義理の姉と話をしたことを覚えております(^-^)

 

そうは言いましても、手が出てしまうお子さんに対して、良くないということを伝えることは大切です。

その際は、叩いたお子さんを叱りつけるというよりも、叩くという行為は良くないということを伝えていく…という方法をお勧めします。

 

例えば、小さいお子様には、「叩いちゃだめだよ。」と、分かりやすい短い言葉でその都度伝えてください。ある程度大きくなったお子様には、「玩具が欲しかったのね。でも、手はお友達を叩くためにあるものではないよね。お話して伝えようね。」というような感じでしっかり伝えてください。

 

お友達を叩くという行為の裏に、この子のどんな考えが隠れているのかな…と寄り添っていただき、怒るのではなく伝える…という気持ちで接してみてください。