端午の節句
季節は、いつの間にか気持ち良さそうに泳ぐこいのぼりを見かける季節となりました。
男の子の節句を、「端午の節句」と言いますが、この時期、「端午とは何?」「なぜこいのぼりを飾るの?」と、お子様に聞かれて戸惑ってしまいそうな疑問を簡単にまとめてみました。
端午の節句は、元々中国から伝わってきました。5月は、病気が流行し亡くなる人が多かったことから、家族の無病息災を願って厄払いを行っていました。
また、「端」という字は“はじめ”という意味もあり、端午とは月初めの午(十二支のうま)の日を指し、その日に行われる行事でしたが、午(ご)と五(ご)が同じ音になるということからやがて5月5日が端午の節句となりました。
「スタジオマリオ 男の子の初節句(端午の節句)の由来とは?」から引用。
http://www.studio-mario.jp/event/baby_know/tango.html
なぜこいのぼりが飾られる様になったのでしょうか?
中国では「鯉は激しく流れる滝を上り龍になり天に昇る」とされ、出世の象徴とされていました。また、鯉は汚れた池などでもしっかりと生き、生命力が強く縁起のいい生き物とされていました。
江戸時代の日本では、将軍に男の子が誕生すると、世継ぎの誕生を祝って吹き出しや“のぼり”を掲げる様になり、その風習が武家や庶民でも徐々に広まりました。愛する我が子が鯉の様に強く立派に出世していく様にと、“のぼり“に鯉を描いて掲げたり、紙で鯉を作ったりする家もあり、それが現在のこいのぼりの始まりになった様です。
「LIMIA」より引用。https://limia.jp/idea/272845/
例年だと、幼稚園や保育園でお子様の手作りのこいのぼりが製作され、家の中ではかわいいこいのぼりが泳いでいる時期ですが、今年は休園も多く、「まだこいのぼりを目にしていない」というご家庭もお有りだと思います。
この機会に親子でイメージを膨らませ、オリジナルこいのぼりを製作してみませんか。
次回は、こいのぼり製作の一部をご紹介できればと思います。