時の記念日

6月に入ると、6月10日の『時の記念日』にちなんで、幼稚園や保育園で製作した時計を持って帰られるお子様もいらっしゃると思います。

時間に関係する記念日だということは分かりますが、由来などをご存知ですか?

今でこそ几帳面で時間に正確なイメージが強い日本人ですが、江戸時代は時間に対して結構ルーズだったようです。

江戸の庶民は、日の出と日没を基準としていたので、当然季節によっての誤差もあり、時刻を知るのは、定期的にお寺がならす鐘の音しかなかった様です。

大正に入り文化が進むにつれ、「諸外国に追い付くには、時間に対する意識を変えなければ!」ということで、1日を24時間に分ける西洋の方法を取り入れることになりました。

そして、1920年(大正9年)、時間は大切であると言うことを日本に広めるために『時の記念日』は制定されました。

6月10日になったのは、日本初の時計(水時計)が、671年6月10日に初めて鐘を打ったからだそうです。

 

お子様と、時間を守る事の大切さや時計がなかったら困る事などを話しながら、親子で簡単な手作り時計を作ってみませんか。

  • 〇や□♡など、形は何でも良いので時計の文字盤となる台紙を、画用紙や厚紙で作りましょう。
  • お子様に、絵を描いてもらったり色を塗ってもらったり、自由なデザインをお願いしましょう。
  • 数字の部分は、書けるお子様は見本を見ながらでも頑張って書いていただいて、書けないお子様はシールなどを貼ってもOKです。
  • 時計の針を画用紙や厚紙で作り、割りピンを付けられても良いですが、割りピンが無い場合は、お子様の好きな時間に針を書き入れられても良いかと思います。

できあがった時計は、世界に一つだけの時計です。お部屋の目立つ場所に飾ってあげてくださいね。